激安エフェクター JOYO US DREAM レビュー
今回紹介するのは中華系エフェクターブランドが誇るディストーションペダル
”JOYO US DREAM”です。
US DREAM以外のJOYOペダルも触れていきたいと思うので是非ご覧ください。
JOYOとは?
JOYOというエフェクターブランドについて軽くご紹介します。
JOYOはここ数年で知名度を上げてきた中国製のコピー系エフェクターブランドです。
エフェクター界の長年の安エフェクターブランドといえば何といっても
”BEHRINGER(ベリンガー)”というブランドが有名でした。
ベリンガーはプラスチック製の外装と有名なエフェクターの回路をコピーにより開発費用を削っているため、コピー元のエフェクターと比べ数分の1の値段で販売されているエフェクターブランドです。
しかし
プラスチック製の外装はライブで酷使するギタリストにとっては少々耐久性に不安を与えるため購入に足踏みしている方も多いと思います。
そんな中このJOYOというブランドは
「金属製外装」
「トゥルーバイパス」
といった今までの安エフェクターの常識を打ち破る設計のエフェクターを販売し始めました。
しかも
エフェクターの中には数万円もする高価格エフェクターも数千円でコピーしているため、金銭的に余裕のない学生の方にもおすすめといえます。
例えばこれ
ハイゲインなドライブエフェクターではなく、
ピッキングニュアンスにもしっかりと反応するナチュラル系オーバードライブの金字塔といえるエフェクターでTS系のオーバードライブともまた異なる使用ギターやアンプの個性も失わないエフェクター。
ただ本家のエフェクターを購入するとなると諭吉が飛ぶ価格になってくるが、それがJOYOがつくると・・
わずか数千円で購入できる価格になります。
見た目も酷似していることもさておき、
その出音のクオリティもレビュー内をご覧になってもらえればわかると思います。
そのほかにも
こちらも万越えのエフェクター。
アンプの歪みに代わるような凡用性の高いオーバードライブで、
軽い歪みから深い歪みまでも網羅し、
ハイゲインに設定してもピッキングニュアンスが失われないプロギタリストにも愛用者の多いエフェクターですが、
それがJOYOが作ると
こんなふうにモード切替のスイッチまでコピーされています(笑)
YouTubeで探すとこんな比較動画もありました。
Joyo Ultimate Drive vs Fulltone OCD
こうして並べて弾き比べてみても多少の違いはあるものの、
必ずしも劣っているわけではないと思います。
しかもこれが本家の数分の1だと思えばいかに驚異的であるかが分かります。
US DREAMについて
ここからが本題、
今回購入したエフェクター、”US DREAM”のレビューをしていきます。
JOYOの中でも大人気のディストーションペダルでコピー元はこれまた高価格なエフェクター、”SUHR RIOT”というディストーションペダルになります。
ディストーションペダルというと深く歪ませすぎると音がシャーシャーと薄く(?)なってバンドアンサンブル内で音が抜けてこないので好きではありませんでした。
そんな中なぜこのエフェクターを購入したのか
ある日ZOOM G5nというマルチエフェクター内にモデリングされていたRIOTのディストーションを試した時、その音の傾向がとても気に入ったため本家が欲しくなったのがきっかけでした。
ただネットで調べるとかなり高額なため、
安価なコピーブランドを探した結果このエフェクターにたどり着きました。
サウンド
超低音&超高音がカットされたいわゆる”ミッドに寄ったサウンド”で、
ハイゲインまで歪ませてもバンドアンサンブルで埋もれることなくしっかりと抜けてくれるため、音を出した瞬間すぐ気に入りました。
本家のようなVOICEスイッチは搭載されていないものの基本的なコントロール系は同じで、ノブも急激に音色が変わりすぎることもなくとても使いやすいエフェクターでした。
ただTONEノブはめちゃくちゃ効くというわけでなく、極端な設定はできません。
しかし裏を返せば”どの位置にしても使えるTONE”とも言えます。
JOYO以外のRIOTコピーエフェクター
実はSUHR RIOTのコピーエフェクターは他にもあり
このようにストレートなコピー名は出していませんが数多くのエフェクターブランドがこのRIOTのエフェクト回路をコピーしています。
しかしJOYO以外のコピーエフェクターはノブの一部がプラスチック製だったり、電池によるバッテリー駆動ができない等いろんな制約があったため、その辺も重視する自分は総合的にJOYOのUS DREAMの購入に至りました。
サイズもMXRエフェクターサイズであるためエフェクターボード内でも場所を取らないのも良いですね。
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