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激安エフェクター BEHRINGER TUBE AMP MODELER レビュー

エフェクター界の覇権を握るブランドといえばその一つに”BOSS”が挙げられると思います。

ただ特に初めてのエフェクター購入となるとその値段の高さに若干引いてしまう人も多いのではないでしょうか?

 

そこで”安”エフェクター界の覇権を握るBEHRINGERベリンガー)”の歪みエフェクターの中から特にサウンドクオリティの高いエフェクター

”TUBE AMP MODELER”(TM300)を紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

TM300とは

 


Behringer TM300 | Reviewing the Behringer TM300 for 2020 - Is it worth it?

 

冒頭で歪みエフェクターという風に紹介しましたが、

正確には歪みエフェクターではなく”アンプモデリングエフェクターといいます。

 

歪みエフェクターがただギターの音を歪ませているのに対し、

有名アンプのドライブサウンドを再現するといったコンセプトを持ったエフェクター

MARSHALLやFENDERいったアンプを持ち込めない状況下でも足元のペダルでそれを実現させることができるというしれものです。

 

多くのアンプモデリングエフェクターはそのペダル1台につき、1つのアンプをモデリングしていることが多いですが、

 

このTM300は何と

3種類のアンプ×3種類の歪み幅×3種類のマイク位置

の計27種類のサウンドがこの1台に集約されています。

 

 

 

コピー元となったエフェクター

 

コピー元となったエフェクターは TECH21のSANSAMPというエフェクター

 フルアナログの回路でアンプモデリングを行っています。

 

もちろんTM300もアナログ回路によってアンプのモデリングが行われており、マルチエフェクターなどのデジタルによるアンプモデリングに比べ、より自然なドライブサウンドが得られます。

 

 

どのようなアンプをモデリングしているか?

TM300のノブとフットスイッチの間にあるスライドスイッチの右側を見てみると

”AMP”と書かれたスライドスイッチがあると思います。

左から”TWEED””BRIT””CALIF”と表記され、

それぞれ

 

TWEED

 

 BRIT

 

CALIF

 

といった有名アンプメーカーのアンプがモデリングされています。

 

 

MODスイッチについて

左隣の”MOD”スイッチで

軽い歪み~深い歪みの範囲を設定します。

 

(ゲインのつまみだけでは幅が広すぎて少し回しただけで急激な音色の変化が起こり、調整しずらいためあえて3段階に分けたと思われます)

 

 

MICスイッチについて

さいごに”MIC”のスイッチですが

ギターを録音する際、アンプの前にマイクをおいて録音する必要があります。

 

ただ実際そんな爆音で録音ができない環境下にある場合、

録音機器に直接ギターをつなげて録音するわけなんですが、

アンプの前にマイクを立てて録音した音に比べ、

”奥行きや立体感、空気感のない”サウンドになりがちです。

 

そこでこのMICスイッチは直接機器にギターをつなげて録音をした場合でも実際アンプの前にマイクを立てて録音をしたかのような”空気感”を再現しています。

 

普段アンプで使用する際はOFFにしておき、

直接機器で録音する場合は”CLSIC”や”CNTR”にします。

 

この2つはアンプからのマイクの位置の違いを再現しているそうで、そのサウンドも微妙に異なります。

 

 

実際の使用感

実際に使用してみるとその音の多様性とクオリティに驚愕します。

 

TWEED

TWEEDでは透き通るようなクリーンからジャキジャキのクランチサウンドまで幅広く、

歪みエフェクターとしてだけでなく、使用しているアンプのクリーンサウンドに艶を与える効果としても使用できそうです。

コードストロークやフロントピックアップを選択した甘いリードトーンにも威力を発揮します。

 

BRIT

BRITではがらりとキャラクターが変わり、

エッジのきいたドライブサウンドが得られました。

ヘビーな重低音サウンドというよりかは往年の古いロックサウンドによく似合うドライブサウンドで設定によってはジャキっとした歯切れのいい歪みから、ハイゲインながら抜けのいいリフサウンドまで網羅できそうです。

 

 

CALIF

最後にCALIFでは超ハイゲインサウンドが得られました。

メサブギーのモデリングに恥じないダークでヘビーな歪みサウンド

ハードロックやメタルまで物足りなさを感じることなく実現できます。

 

 

 

まとめ

 

エフェクターは個人の好みによってどんなサウンドが良いかというのは千差万別です。

そのため、有名どころや人気のエフェクターだからといって必ずしも気に入るサウンドが手に入るとは限りません。

 

ですが本機のように様々な種類の音色を搭載されたエフェクターであれば少なくてもどれか1つ気に入るサウンドがあると思います。

 

このBEHRINGER TM300は価格も良心的ですし、初めてのエフェクター購入やなかなか気に入る歪みエフェクターが見つからない方に是非試してほしいエフェクターです。

 

 

 

 

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