楽器を始めるのに部活動やサークルの入部がきっかけで始められる方も多いのではないでしょうか?
しかし、こういった部活動やサークル活動で楽器経験のない人間が入部して大丈夫なのか?
部活で用意してくれるものと、自分で購入しておかなければならないものなどわからないかと思います。
今回はそんなよくある疑問を解決していきたいと思います。
目次
楽器経験が全くなくても大丈夫?
まず初めに気になる疑問としては、
「自分が全くの初心者でも歓迎されるのか?」
という点だと思います。
強豪の野球部などのような部活では未経験者が入部したところで雑用や野球らしい野球も出来ずに学生生活を終える方もいるかと思います。
では軽音楽部の場合ではどうか?
結論としては”全く問題ありません”
入部してくる半数以上の方が楽器初心者の場合が多く、
レベルが高い部活・サークルの場合でも、実際の音楽活動はバンド単位で行うため、レベルの合うもの同士でバンドを組めば自分が初心者でも他人の足を引っ張っているというような負い目もなく楽しく活動できるのではないかと思います。
初心者が入部すると迷惑?
初心者が入部しても活動の邪魔になるのではないか?
そう思う方もいるかと思います。
しかし、先ほども説明したように実際の音楽活動はバンド単位で行うため、レベル・気の合うメンバーとバンドを組むことができれば初心者でも部やサークルが迷惑に感じることは皆無です。
ただし、注意しないといけないのは音楽活動はバンド単位で行うためむやみやたらに活動をさぼったり、顔を出さないということがあるとバンドメンバーに迷惑が掛かってしまいます。
初心者でもきちんと部に参加し、自主練習なども普段から行っていれば一メンバーとして歓迎されると思います。
一人で入部しても大丈夫?
先ほど、部活・サークル活動はバンド単位で行うと説明しました。
では自分一人で入部したらバンド活動ができないのか?といった疑問が生じると思います。
中には仲良しメンバーがそのまま入部→そのメンバーでバンドを組むという人も一定数いますが、入学してから入部までの短い期間でバンド形態で入部してくる新入部員はほぼいません。
多くは一人か、せいぜい二人で入部してくるパターンがほとんどで、そこで希望パート(希望演奏楽器)をアンケートを取り、新入部員同士で交流をしながら気の合うメンバーを探すという流れが多いようです。
現在の先輩方もそういう経験から、新入部員がちゃんとメンバーを見つけてバンド活動ができるよう取り組んでくれるはずです。
例としては、
初めてのバンド活動は経験豊富な先輩と行い、音楽活動の進め方や・選曲のアドバイスなど行ってくれるパターンや
入部時にそれぞれの希望パートの人数から結成可能なバンド数を割り出し、メンバー結成の仲介役を行っているパターン
そもそもバンド結成を強要してない場だと、バンドで演奏したいアーティストや曲などを張り出し、メンバーをその都度募集する求人広告スタイルをとっており、バンド活動がしたいときにだけ自分で募集したり、その募集に応募したりするパターン
などなど、とにかく大半が初心者ということを考慮して、できるだけバンド活動に参加できる工夫がされているはずなので、その点については安心して良いかと思います。
ライブはできるの?
ライブの頻度はその部活・サークルの活動のレベルによってさまざまですが、
少なくとも”学祭”ではほぼ確実にライブを行う機会があります。
といっても、新入部員がそのまま全員学祭ライブに望めるかといわれると、残念ながら必ずしもそうはならないようです。
というのも、学祭でのステージは軽音楽部だけでなくダンス部や吹奏楽部など様々な部活動の発表の場となります。
学祭の多くが2日間で執り行っているため、ステージのスケジュールもタイトになることが予想されます。
軽音楽部は学校内でも人気の部であることが多く、多くの軽音楽部が何十人もいる大所帯であることも珍しくありません。
そのため、学祭のライブに関しては何らかの方法で出演メンバーを絞る対策をとってるところが多いようです。
例としては
・時期が秋ということもあり、最終学年の最後の舞台として引退ライブをする場としている。(先輩限定出演)
・新入部員のデビューライブの場として設ける(新入部員限定出演)
・やる気のあるメンバーorレベルの高いメンバーを出演させるため、あらかじめオーディションを行う(実力主義)
などなどいろいろな方法でメンバーを決めているようです。
ただし、部活動の発表の場が学祭のみといったところはまずなく、
ライブハウスを貸し切ってのライブ演奏や、何かしらのコンテストや地域の発表の場を演奏の場として確保していることがほとんどのため、ライブを行わずに学生生活を終えるといったことはないでしょう。
活動の内容は?
活動内容は部によってさまざまで、一概に言えないのが現状ですが一般的な方法としては、
音楽室や視聴覚室のようなバンドの合わせ練習ができる場を時間を割り振って使用する。
というのが主になると思います。
合わせ練習ができない時間はそのほかの場所で個人で練習するのか、それとも部自体には顔を出す必要がなく、各バンドごとでスタジオ練習を行うスタイルなのかはその部活・サークルによって分かれる様です。
正直合わせ練習の時間だけでは十分ではなく、ある程度のレベルになるためには練習スタジオを借りる必要があるため、ある程度の出費を覚悟していたほうがいいと思います。
部活動にかかる費用は?
部活・サークル活動でかかる必要経費は何か?
気になる方も多いのではないでしょうか?
多くの部活でかかる費用の内訳は
・部費:月1000円ほど
・イベント費:ライブスタジオレンタル費、お花見やBBQなどの音楽活動以外のイベント費
・機材費:自身の購入するギター・アンプ・ピック・シールド・弦
・合宿、遠征費
・そのほか:練習スタジオのレンタル費など
こう見るとかなりの費用が掛かるように見えますが
自身で用意する自分の楽器の費用を除けば、普通の部活動でかかる費用と大きく変わらないかと思います。
ちなみに
「楽器にはみんなどれくらいの費用をかけているのだろう」
と思った方はこちらに詳しい記事にしているのでご覧ください。
いかがだったでしょうか?
ちょっとした不安ですが、そんな不安の解消に役立てられれば幸いです。
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