ギターを始めていくといずれは”人前で演奏したい”という欲求が生まれてくると思います。
しかし、いざライブがしたいと思っても周囲で手軽に演奏を披露する場がないのではないでしょうか?
今回はそんな方にできるだけお金をかけずに安くライブを行う方法をご紹介します。
学生なら何といっても文化祭・学祭
ライブがしたいと思ったとき、学生の方ならまずは”文化祭”が挙げられます。
社会にでると、想像以上にライブを行う場所というのは限られています。
安易に思いつくものに路上ライブが挙げられますが、これはお勧めできません。
というのも、路床ライブはゲリラ的に行うものではなく、その地域の警察へあらかじめ届け出を行い、許可をもらって初めてできるものだからです。
しかも現在では路上での楽器演奏が禁止されている場所も多く、必ずしも許可が下りる保証はありません。
その点学校内での文化祭ライブというのは、無料で行うことができるうえ、オーディエンスもある程度約束された最高の(ある意味ライブハウス以上の)演奏環境といえます。
学生の方は知り合いの前でライブをするのは恥ずかしい気がして敬遠される方もいるかもしれませんが、限られた環境の中でできるもっとも恵まれた機会だと思って参加することを強くお勧めします。
ライブハウスの企画ライブに参加する
そのライブハウスのホームページなどを見てみると中には
初心者バンドの出演を募集しているライブハウスがあります。
もちろんすべての日程募集しているわけでなく、
基本的にライブの予約が入りづらい平日の昼間などに
”初心者バンド〇組募集”という企画を立ち上げている場合があります。
この企画ライブは一般的な利用料よりも安価なこともあり、
お金をあまりかけたくないけど
「どうしてもライブハウスでライブをしたい」という方にはお勧めです。
またプロでもない自分たちの演奏をわざわざ見に来てくれる
お客さんを確保するのは至難の業ですが
企画バンドの場合、少なくとも出演者の方たちが自分たちの演奏を聴いてくれるので
小規模ですが”ライブ”という形になるとおもいます。
初心者のバンドでもこういう名目で出演バンドを募集してくれると
ライブハウスへの敷居を低くしてくれるので安心ですね。
バンドコンテスト
次にお勧めするお金のかからないライブは
”バンドコンテストに出演する”
という方法です。
優勝すれば賞金が出たり、デビューへのきっかけを作ってくれたりと
色々な特典が付きますが、今回はその点はおいておき
”安くライブができる”という点に注目しましょう。
応募料はコンテストによってさまざまですが
たいがいはライブハウスでチケット代全額払うよりも安く済みます。
ただ、注意点として
多くのバンドが応募してくるようなコンテストでは、
応募とともに”デモテープ”を同封しそれに合格したバンドだけがライブ、
いわゆる本選へと進むことができるのですが
初心者の方にはなかなか難しい条件だと思います。
そこでお勧めなバンドコンテストとして
島村楽器が主催する”HOTLINE”というコンテストをお勧めします。
出演料も安く、応募バンドはすべてライブを行うことができるため、
初心者のバンドでも数多く参加されています。
ただ、その予選のライブをする場所ですが、
島村楽器内にある”練習スタジオ”で行うため、
ライブハウスのような舞台や派手な照明などがなく
ライブとしては正直ちょっとしょぼいですが
それでもライブ演奏を録画してくれたり、ライブ後に演奏のアドバイスをくれたりと
出演するメリットは大きいのではないでしょうか?
演奏ができるカフェや居酒屋
見つけるのに少し苦労すると思いますが
ライブ演奏ができるカフェや居酒屋などもお勧めです。
他のお客さんに演奏を披露するにはハードルが高いですが、
結婚式の二次会や、飲み会など店を貸し切りで利用する場合
身内のライブとしてこういう場所を利用すれば
わざわざライブを見に来させるためにライブハウスに呼ぶよりも
食事やお酒の席の余興の一部としてライブを楽しむことができるので
人も集めやすいのではないでしょうか?
市の企画するイベント
自分の住んでいる地域の文化会館などのホームページを見ると
イベントでコーラスやダンス、バンドなどの出演を募集していることがあります。
こういったイベントは比較的お金がかからないだけでなく、
大きなホールである程度の観客も確保できたなかで演奏ができるので
ぜひチェックしていただきたいところですが、
もちろん、そういった募集(選考条件も含めて)がなければ出演はできませんし
出演ができても、機材はすべてこちらで準備する必要があるため
すこし難易度が高めな印象です。
動画配信
最後にご紹介するライブを行う方法は
”動画配信”という方法になります。
ネット上で自分たちの演奏を動画の視聴者へ配信することで
お金もかけず、多くの人に見てもらえるというメリットがあります。
有名なところでは”Youtube”が挙げられますが、動画の編集など
すこし手間がかかりますが
最近では”17ライブ”や”showroom"などのライブ配信アプリも充実しており
動画を録画→編集→配信という形式でなく、
ライブ配信という形式で動画を配信するため余計な手間がかからず、
手軽にライブ演奏を配信できるためおすすめできます。
ただし、スマートフォンへ自分の演奏音声をきれいに届けるためには
”オーディオインターフェイス”というものが必要になってきます。
また、ギターだけでなく、自分の声などもまとめて届けるには、音をまとめる
”ミキサー”というものも必要になってきます。
いずれも最近では安価で販売されているも出てきたため、以前のような敷居の高さは感じられなくなってきたので、始める際はそういった機材の準備を行うことをお勧めします。
いかがだったでしょうか?
皆さんの助けになる情報があれば幸いです。
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