ギタブロー

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【挫折】ギターをやめてしまう人のある4つの共通点【理由】

ギターを始めたいと思っても必ず考えてしまうのが

”挫折せずに続けることができるだろうか?”

という不安でしょう。

 

始めるきっかけは、好きなバンドであったり、アニメの影響で始める人が大半だと思います。

エレキギター界の有名ブランド”FENDER”の調べによると、FENDERギターを購入した初心者の約9割はギターを続けられず挫折してしまうそうです。

 

FENDERのギターといえばエレキギター界のトップメーカーの一つであり、価格も決してお手ごろとは言えないものばかりです。

 

そんな大枚をはたいてギターを買った初心者ギタリストは当時は並々ならぬ覚悟でギターを始めたことだと推測されますが、そんな人でさえ9割が挫折してしまうということは、もっと安価でお手軽に購入できるギターメーカーの購入者の挫折率も含めると、相当な割合の挫折率になるのではないかと思います。

 

自分にも「ギター教えてほしい」と依頼され、人にギターを教える機会が何度かありました。

 

やはり、教えた9割ほどの初心者ギタリストは数カ月でギターをやめてしまう傾向にあり、自分の教え方の問題もあるかもしれませんが、おおよそFENDER社のデータが正しいということを実感しました。

 

ただ、ギターを続けられていく人と、挫折する人の中で何が違うのか見ていくうちに

 

ギターをやめてしまった人たちにいくつかの共通点があることがわかりました。

 

今回は自分がエレキギターを教えていた人たちの中で、

エレキギターを弾くことをやめてしまった方たちに共通していたことと、

その背景にある原因を推測した内容をご紹介させていただきます。

 

 

 

目次

 

最初はみんなやる気十分

成功と目標達成の概念。 - やる気 ストックフォトと画像

 

何事でもそうですが、新しいことを始めるということは大きなエネルギーが必要になります。

”ギターを始めたい”と思っても、9割がたは実際にギターの購入まで至らないと思います。

まずはギター購入まで行動に移せたという段階でその関門を突破できたといえます。

 

さて、そこでギターを始めることになった動機ですが、これについては

どんな理由ではじめても全員がやめてしまうようなものはなかった。

ということです。

 

なので”アニメの影響ではじめる””好きなアイドルの曲を弾いてみたい”など直接バンドやギターに関係しない理由ではじめても全然問題ありません。

 

アニメ”けいおん”を見てギターをはじめた人たちがメジャーデビューしたバンドも知っていますし、ギターじゃなくても”キャプテン翼”を読んでプロサッカー選手になる方もいるぐらいですので、始める動機については特に気にする必要もなさそうです。

 

 

 

バンドを組む・ライブなど人前で演奏する気はない

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ギターは一人でも十分に楽しめる趣味です。

 

最近では宅録用の機材など自宅で一人でいながら、音源を流しながら曲をコピーしたり作曲活動を行うことができます。

 

しかし、そもそも誰にも知られずギターを趣味で続けていくことは正直大変なことだと思います。

どのような趣味でもそうですが、自分の好きなことを共有できる仲間がいることが物事を続けていくうえでの最大のモチベーションになります。

 

ギターを弾く気になれないときでも、バンドメンバーと決めた楽曲をライブまでに間に合わせるために努めて弾くこともあるかと思いますが、それが結局のところそういう積み重ねがギターを続けていくコツになるかと思います。

 

一人で誰ともつながりを持たずにギターを始めることはそういったわずらわしさはありません、

ですが気楽に始められる分、やめるときも気軽にやめてしまうのです。

 

「ギターは一人で弾くだけで、ライブをする気は全くない」

という人がみんなやめていくとは限りませんが、そういった理由からこのスタンスでギターを始める人はやめてしまいやすい傾向があるようです。

 

一つ意地悪な質問をします。

ギターを始める際、弾いてみた曲がいくつかあると思います。

これからギターが弾けるようになっていき、それらの曲が一通り弾けるようになったとします。

その後はどうしますか?

また新しい曲をコピーして弾けるようになったら一人満足して、また新しい曲を・・

 

この繰り返しを永遠と繰り返して楽しいと思えないのであれば、同じ趣味を持つサークルなどに属するか、ライブや動画配信などで人前で発表する機会を設けるべきだと思います。

人は他人のためなら挫折しそうなことでも続けられるということを利用していきましょう。

 

 

 

スタジオでのみギター練習を行う

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リハーサルスタジオとはお金を払って、防音室を借りるスペースのことで

自宅でスピーカーからギターの音を出せない住宅環境の人にはありがたい施設です。

 

ギターを始めるかたの中にもこういった環境下の方もおられると思いますが

そういう方でも、”スタジオだけで練習を完結させようとしない”

ということを念頭に置いていただきたいです。

 

スタジオは場所によって値段は変わりますが、

個人練習(1~2人)の場合、1時間当たり500~700円ほどが相場になります。

仮に1時間とったとしても、機材の準備や撤収の時間も考慮するとおよそ50分ほどしか練習する時間はありません。

そうなると1曲仕上げるのに膨大な金銭とスタジオに行く手間という問題が発生します。

 

スポーツジムでも続けるコツとして、”家から(もしくは職場から)近い位置の施設を選ぶ”、”月額の料金を払ってしまう”などといった方法で何とか続けられるような努力をします。

自身の健康や美のために始めたことでも、そんな努力もむなしく挫折してしまう人がいるのに、はじめる趣味でそのような金銭的・物理的な障害があればその趣味の醍醐味を感じる前に挫折してしまうのは明確だと思います。

 

幸いエレキギターは管楽器などに比べると自宅練習のしやすい楽器だといえます。

必ずしもスピーカーから音を出さなくても、ヘッドフォンを接続した静かな練習環境を作ることができるため、そういった機材を導入することが金銭的・物理的・挫折しないようにするためにも必要だと思います。

 

 

 

ギターアクセサリーが不足している

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エレキギターは本体以外にも必要なものがいくつかあります。

 

しかし初期投資をできるだけ抑えたい思いからなのか、本来必須で必要なものや揃えたほうがいいものまでケチってしまうという共通点がありました。

 

例として

 

ストラップ

ギタースタンド

ギターケース

シールド

自宅練習用アンプ

チューナー

などです(本体とピック以外ですね)

 

 

 

ストラップについて

ライブで演奏するためのお勧めの練習法として”常に立って弾く”ということをお勧めしてます。「本番でも座って弾く」という方でない限り座って弾くという段階を踏むだけ無駄な工程だと思います。(座って弾けたフレーズが立った途端弾けなくなることが多々あります)

 

そのため、ギターストラップというのはギターが上達するための重要なアクセサリーだったりします。

 

ライブなんかする気がないから大丈夫というかたは上記の記事をご覧ください。

 

 

ギタースタンドについて

ギターケースにしまうと次ギターを練習する際わざわざギターケースから取り出さなければなりません。それだけのことですが実はギタースタンドに立て、常にギターが弾けるような環境にしている人と比べるとギターに触れる機会は劇的に減ってしまいます。

 

あまり練習する時間がないとき、5分練習するためにギターケースからギターを出しますか?その積み重ねが大きな差となるのです。

 

 

ギターケースについて

最近はネットでもエレキギターを購入できるようになったことから、

ギターを購入してもギターケースが付属しないケースが多々あります。

ギターケースがないとライブだけでなくスタジオ練習もいけません。

外に持ち出す機会を物理的に奪っていしまうということは他人とギターを演奏する機会をなくしてしまうため最終的にモチベーションの低下につながります。

 

 

シールド・アンプについて

アコースティックギターと異なり、

エレキギターを練習する」ということは演奏の練習だけでなくギターアンプなどの機材を使う練習も兼ねています。

 

機材を使う練習にならないばかりでなく、アンプを通したエレキギターの音でなければ気が付くことができなかったピッキングのミスやピッキングの強弱(生音で練習すると音が小さいためすべてのフレーズを強くピッキングするような悪い癖がつきます)などが上達しないため、アンプを使っての練習をお勧めしたいです

 

また、ロックバンドの多くが”歪み”というギターのサウンドを採用しており、これはギターアンプありきのサウンドであるため、ギターアンプなしで練習をしても同じような音が出ず全く楽しくありません。

 

スピーカーから音を出せない住宅環境の方でもヘッドフォンを使用するなどしてアンプからのギター練習をお勧めします。

 

 

 

 

gitarou.hatenablog.com

 

 

チューナーについて

ピアノの調律などはプロに頼んで定期的にチューニングを行いますが、エレキギターの場合は自分で行わないといけません。

なんてそうそう狂わないと勘違いする人もいますが、ギターのチューニングは1曲弾くだけでも調整する必要があるくらい狂うのでチューナーは必須です。

 

 

 

 

 

無駄にいろいろ購入する必要はありませんが、アコースティックギターに比べて練習・上達のために必須となる機材が多いので上記のアクセサリーはケチったりしないほうがいいと思います。

 

 

 

 

 

スタジオで記念撮影する

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完全な偏見ですが(笑)

もちろん初めてスタジオに入って練習をするなんていよいよギターを始めたという実感を感じ思わず記念撮影をする方もおられると思いますし、全然いいことだと思います。

 

ただ、こういった人の中には

”ギターをやっている自分”という点だけで満足してしまう人だと、この時点でギターを続けるモチベーションがなくなってしまうケースが多々あります。

 

結局のところギターを使って何かをしたいのではなく、旅行やレジャー施設に行くような感覚でスタジオ練習に来てしまうと、そのあとの地味な練習もする気が起きずやめてしまいがちになります。

 

ギターを始めるきっかけ自体はどんな理由で初めても構わないと思いますが、続ける理由に”演奏している自分”というビジョンがなければ、ギターを使って音楽を演奏するという所までにたどり着かないと思います。

 

そのためにも初めてのスタジオ練習が自身のギター人生のピークにならないようにあらかじめ目標を決めておくことが重要だと思います。

 

 

 

 

 

 いかがだったでしょうか?

自分が教えてきた”挫折してしまった人たち”や、自分の失敗から何か教訓になるようなものがあれば幸いです。

 

また上記の対策をとったとしてもモチベーションが上がらず、挫折しそうになる場面に見舞われると思います。

そこでお勧めなのが、”バンド・ギターにまつわる映画をみたり、漫画や小説を読む”

というものです。

 

映画で言えば少女漫画の”NANA”や他”ソラニン””BECK”などが漫画から映画になった作品がありますし、そのほかにもアニメ化された”けいおん””バンドリ”やそのほかにも面白い漫画が存在します。

 

それにまつわる記事もありますので良ければ参照ください。

 

こちらの記事も良ければご覧ください

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