こんにちは
前回、王道的なストーリーでバンドをしてる人ならぜひ読んでほしい小説として
”階段途中のビッグノイズ”という小説をご紹介させていただきました。
今回はそのシリーズとしまして、新たなバンド小説をご紹介させていただきます。
その名も”ぎぶそん”
伊藤たかみさんという方が作者で
主人公である中学生の”ガク”が実在するバンド、”ガンズ・アンド・ローゼス”に心酔しメンバーを集めて文化祭でライブを行おうというストーリーになっています。
ベースが親友の”マロ”、ドラムが幼馴染の”リリイ”、ギターボーカルに”ガク”に加えて問題児と噂の「ギブソン製のフライングV」を持っているという”かける”という登場人物で構成されています。
・こんな人におすすめ
学園青春小説をお探しの方
バンド(特にガンズ・アンド・ローゼス)小説をお探しの方
中学生のさわやかな恋愛小説をお探しの方
※ガンズ・アンド・ローゼスの代表曲も貼っておきます。
Guns N' Roses - Sweet Child O' Mine (Official Music Video)
ここからは一部ネタバレとなります。
物語は”ギブソンのギター”を持っていて、”ピッキングハーモニクス”(ギターの奏法の一つ)ができるという”かける”の家へ主人公のガクと親友のマロが訪れるところから始まります。
ギブソンのギターを見てみたいという目的もあったが、自分にとっての聖書とも呼べるようなバンド”ガンズ・アンド・ローゼス”を自分たちのバンドでやるためには学校で一番ギターがうまいと噂のかけるの力が必要だと考えたためです。
かけるはバンドのレベルを見てから参加を決めるといい、後日かけるとともにバンド合宿を行うことになります。
そのことを後日リリイに伝えます。
リリイはガクの幼馴染であり、女友達よりもガクたちとともに行動することのほうが多いちょっと男勝りな性格の女子中学生です。
でも男友達とばかりつるむ自分が変なのかガクに尋ねたときに、
「一緒にいても女という気がしない」というふうに言われ、
友達という風に言われている気がしてうれしい気持ちと、異性として見られていないという悲しさで複雑な気持ちになるような女の子です。
この小説の見どころとしては
・学生がバンドを結成し、文化祭でライブを行うまでの学園生活を通した活動
・付き合っていくうちにわかる”かける”の複雑な家庭
・そしてドラムの”リリイ”との淡い恋
等がこの小説の見どころとなっています。
マロとかける(というか一方的にマロが)との不仲や、リリイとの恋の発展などにガクが振り回されながら文化祭に向けてガンズの曲を練習していく流れとなっております。
詳しくは言いませんが、
特に”バンドエイド”のくだりが個人的に一番好きなシーンでした。
こんなメンバー間のいざこざの中、無事文化祭ライブを成功させることができるのか?
そしてリリイとの恋の結末はどうなるのか?
気になる方はぜひ小説をご覧ください。
また、自分も知りませんでしたが
ドラマCDなんてものもあるみたいですね。
それでは!
- アーティスト: Guns N Roses
- 出版社/メーカー: Geffen Records
- 発売日: 2004/03/23
- メディア: CD
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