今回は学生時代からギターを始めた方や社会人になってからギターを始める方、またはこれから始めようとする方へ
”趣味としてギターを行うことについてのメリット”についてご説明させていただきます。
社会人になると演奏を行う場や同じ趣味を持つ仲間が自然と集まるわけではありません。
学生の時とは違い、年代や環境、身近な部活動がないなど受け身の姿勢でも共通の考えや趣味を持つ人間が近くにいないのです。
しかし、だからと言ってせっかく始めた&始めようとしているギターをやめてしまうのはあまりにももったいないことです。
社会人となったあなたにとって、ギターを続けることのメリットを再認識してもらえると幸いです。
ギターはコミュニケーションツール
「ギターが趣味です」
相手との会話のきっかけとして、趣味を聞かれることが多々あると思います。
これは相手が
話のきっかけを探そうとしてくれてる証拠とも言えますが、趣味を持たない人がこの質問をされると困ってしまう方も多いのが事実です。
そこで”ギターが趣味”と明言できるというポイントは会話の糸口として非常に有効なのです。
というのも
・ギターはメジャーな趣味
ギターの認知度はかなりのもので、いうだけで”あぁ”と言ってもらいやすい趣味といえます。
さらに”ギターを実は始めたかった・始めようとしてた”という人は多く、そういう人からはどうすれば続けられるのか?どんな練習をしているのか?など具体的な質問をしてるくことが多く会話の内容に困らないでしょう。
・ギター→好きな音楽の話題
たとえギターに全く興味のない人にとっても音楽に全く興味のない人間は少ないと思います。
ギターが趣味という話を切り口に音楽という大きなトークテーマに移ると話題が途切れることはないと思います。
ギターに限らず、すべての趣味に言えることですが
人見知りな自分が現在のように友人に囲まれ、自分の好きなことについて一緒に語れたり、楽しむことができるのはギターをやっていたからこそ得られたものだと確信しています。
後日、機会があれば記事にしようかなと思っていることなのですが、
自分は就職をしたとき、周りにギターなど楽器を趣味としている人間がいない環境にギター人生の中で初めて経験しました。
およそ一年ほどそのような環境で過ごした率直な感想は”地獄”でした。
いままでギターは自分の人生の半分以上を費やしてきたアイデンティティであり、それを他人と共有できない苦しみは想像以上の孤独感とギターを続けることの無意味感を感じてしまいました。
現在はまたギターを通して自分の好きなことを語り合える仲間に巡り合え、下手なりに楽しく音楽・バンド活動を行えています。
自分の居場所を作る
何のことだと疑問に思う方もいるかもしれません。
ところで、日々の生活の中で人間関係などの問題で悩むことはないでしょうか?
何気ない言葉に傷ついて、いつまでたってもそのことについてくよくよと悩んでしまうというような経験です。
人の悩みのほとんどは人間関係といわれています。
ではその悩みを解消するためにはどのような手段をとればいいのでしょうか?
まず一つは”完全に人との接点を絶つ”ということですが、
こうなってしまい完全な孤独となってしまうと、
今度は”自分はこの世の中に必要とされてないのではないか?”という
別の悩みが生まれてしまい、結果苦しむことになりがちです。
ではどうすればいいのか?
それは”職場”と”家庭”以外で自分の居場所を作るということです。
自分の居場所を3か所以上作ると、ある1つの居場所で問題が起き自分の価値観が脅かされそうになったとしても、残りの2つの居場所があなたの居場所として支えとなります。
”人間関係で悩んでいるのに、さらに人間関係の輪を広げてしまえば悩みが増える”
と考える方もいることでしょう。
確かにかかわる人間が多くなるほど問題が起こる可能性が高くなることは否めません。
しかし、多くの人間・コミュニティに触れていると
ある一人と気が合わなくても全く気にならなくなります。
あなたがもしたった一人の人間としか関わらないとしたら、
その人と気が合わなければあなたの人間関係は100%劣悪という結果になります。
でもそれが100人中の1人ならわずか1%という結果になり、あなたは気にもしなくなるでしょう。
もちろん気の合う人間とも知り合えるということなので、
あなたが付き合いたいと思える人間の選択肢が増えるという点もメリットといえます。
幸いギターという趣味人口はかなり多く、地域や個人での社会人サークルなども数多く存在します。
そういった場所に身を投じ、自分の居場所をもう一つ作れるということは大きなメリットといえます。
悩みを忘れられる
忙しくなれる、というセリフに不自然さを感じるかたもいるかもしれません。
これまた人の悩みというテーマになりますが、人はなぜ悩むのか?
人は暇だから悩むのです
忙殺という言葉があるように、人は忙しいと心を亡くします。
悪い意味でとらえることもできますが、ここではポジティブなとらえ方をします。
人は何かに夢中になっている間は悩むことはできないのです。
日々忙しいと感じている方でも、仕事帰りや休日の時間暇を持て余している社会人はとても多いです。
せっかくの自分の時間なのに、次の日の仕事の憂鬱さに悩ませながら休みの時間を過ごすことはほんとにもったいないとは思わないでしょうか?
ギターを習得するということや、ライブに向けての練習などに打ち込むことができれば充実した時間を過ごすことができるだけでなく、そういったまだ来てもいない憂鬱な未来について無駄に悩むことがなくなります。
よく「趣味をする意味」を考える方がいます。
趣味をしたところでお金を稼ぐことができるわけでもないし、逆に散財するかもしれない。
時間を無駄にしてしまうのではないか?
と考え無趣味を良しとしてしまう方です。
これについては様々な意見があるかとおもいますが。
自分は”悩まず生活をさせてくれるもの”ととらえます。
もし、悩まなくて済むのなら多少の散財など気にも留めないのでしょうか?
自己表現ができる
うれしかったこと、不満、うっぷん、悲しみなど
普段自分の口からなかなか言えないような”自身の感情”をギターを通して発信させることができます。
ギターを始める前、自分の持っていたギターのイメージといえば
歌を歌うためのカラオケ替わりに弾いたり、と楽しみ方は多岐にわたります。
RHCP: Dani California solo and jam live
レッド・ホット・チリペッパーズというバンドの元ギタリスト、
”ジョン・フルシアンテ”のギターはそのテクニックもさることながら、
まるで感情が爆発したようなギターサウンドを奏でています。
芸として提供できる
”芸は身を助ける”という言葉どおりですが、普段生活していく中で何か催し物をしなくてはならない場面が出てくると思います。
そんな時無趣味な方はそんな無茶ぶりに苦しみながら答えなければならないのですが、
ギターを趣味としていると明言していた場合”ギターで何か弾いて”という要求に変化します。
もちろんそれでも十分な無茶ぶりには変わりありませんが、ギターを弾けない方にとって簡単なコードと歌で流行りの曲を演奏すれば恥どころか自分にとってプラスの印象となる結果でその要求をこなすことができるでしょう。
最後に
趣味全般に言えることですが、コスパや損得でギターを趣味として始めるものではないと思います。
ギターを長年続けてきている方々は音楽を奏でることや楽器に触れる、ギターを通して仲間と同じ時間を楽しんだり、演奏を聴いてもらえたことの喜びなどから
ギターを続けてきたのではなく、続いていたという表現のほうが正しいのではないかと思います。
それでもやっぱり、ギターを始める前の方にとってはギターが日常生活でどのようなメリットがあるのか?ということは気になるところだと思ったので、自分の経験から日常生活で役に立ったと思った瞬間を挙げさせていただきました。