ZOOMの製品が続きましたのでお次はBOSSのマルチエフェクターのレビューを行っていきたいと思います。
そのエフェクターがこれ
・BOSS BE-5
3000円ほどで購入
スペック:
コンプ、歪み、ノイズゲート、コーラス、ディレイで構成されプリセット機能などはなく、ただコンパクトエフェクターを一つの箱にまとめたようなもの。
良いところ:
歪みはアナログでBOSSのエフェクター好きならかなりお得なエフェクターといえる。
センドリターンも搭載されているため歪みとコーラスの間に自身のお気に入りのエフェクターを挟むことができる。
悪いところ:
プリセット機能がなく、個々のエフェクトのオンオフのみなのでいわゆる
”普通のマルチエフェクター”を期待するとがっかりする。
コメント:
このエフェクターを購入したのはその内蔵されたエフェクトにあり、
歪みはのちの”OVERDRIVE/DISTORTION(OS-2)”のモデルになったエフェクトで使用感はOS-2と同じなんだろうけど一応レビューすると、
基本的なLEVEL、TONE、DRIVEのノブに加え、COLORのつまみがキモで、このノブによってオーバードライブとディストーションの切り替えやミックスして独特な音作りができます。
バンプオブチキンのギターボーカルの人も使っていたような・・
サウンドも分かりやすくて使いやすい。
ディストーションにもう少し芯を加えたいときやオーバードライブをバンドアンサンブルにもう少しなじむようにしたい場合にこのCOLORノブが便利だし、
ミックスせず片側に振り切った場合にもオーソドックスなサウンドが出せるのでDS-1やSD-1に比べると少々お高いが初めて買う歪みエフェクターにもこのOS-2をお勧めしたい。
コーラスは今やプレミアが付くほど高値で取引されているビンテージコーラス”CE-2”の回路がこのエフェクターに内蔵されているらしい!
現在では”技WAZA CRAFT CE-2W”として復刻されているみたいですね。
BOSSのコーラスはME-30 を昔使っていたころから好きでほかメーカーコーラスと違ってがっつり効果がかかる感じが好きでした。
ZOOMのマルチとかに入ってるコーラスもいいんだけどあっさり系なんで薄くさりげなくかけっぱなしにするのには重宝するんですけどね・・。
試したところ、本物のCE-2のサウンドは試したことはないんですが、
RATEとDEPTHのみのノブで音作りも悩むことないしサウンドもやっぱりいいなー。
本物やCE-2Wを購入するのも良いですが、そこまで金銭的に余裕がない自分みたいな人間はこのエフェクトを試すだけでも購入する価値があるのではないでしょうか?
ノイズゲートはノブ一つのみ。
THE わかりやすい(笑)
昔のBOSS ME-50のノイズゲートも同じように専用ノブ一つが表に出ててわかりやすかったけど今のME-80 にはぱっと見ないですよね・・。
アンプシミュレータと歪みが別個で使用出来たり、マニュアルモードとプリセットモードが電源を切る直前のモードで記憶されていたり、ペダルもボリュームペダルから踏み込んでワウになったりと色々素晴らしいマルチエフェクターですが。。
ディレイはBOSS DD-3がモデルな感じかな。
DD-2の可能性もあるかもですがどちらでもいいですね(笑)
DD-3はわかりやすい操作性で新機種が出てきても製造が続けられてるようですが近年製造が終了となったと思ったらタップテンポができる”DD-3T”が発売されましたね。
もともとのDD-3にあったダイレクトアウトよりかは実用性がありそうですね。
コントロール系はDD-3と同じくE.LEVEL、F.BACK、TIMEにMODE。
ただし、DD-3のようにHOLD機能はなく代わりに最大TIMEが1000msまで設定可能になってます。
DD-3も持っていた時期がありましたが、不思議なエフェクターで今のデジタルエフェクターと比べるとフィードバック音がアナログっぽいけどアナログディレイほどではない中間のような減衰具合なんですよね。
なのでしっかりとディレイ音をかけられつつ原音の邪魔にならない音なので使いやすかったですねー。
ただBOSS特有のバッファが気に入らなくて売ってしまいましたけど・・。
コンプレッサーはBOSS CS-1がもでるかな・・
コンプはあまり使わないからわかりません(笑)
このマルチエフェクター、プロギタリストの野村義男さんも所有していて初期のギター活動で使用していたみたいです。
詳しいことは
” ”足の踏み場もない”エフェクターコレクション”で紹介されていますが、
野村さんは基本コンパクトエフェクターを使用しますがこのBE-5は絶賛していました。
BOSS BE-5は古いエフェクターですが、内蔵されたエフェクターは現在でも全くそん色なく使用できるクオリティのエフェクトですので見つけたら購入してみることをお勧めします。
こういうコンセプトの商品は現行機種にもいろいろあるみたいですね。