ギタブロー

ギターのことや機材、バンドについて好き勝手語るブログです

エフェクターボードへの定番と個人的おすすめエフェクター固定方法

 

 

こんにちは、エフェクターの数が増えてくるとエフェクターボードを買い、そこに自分の購入したエフェクターをずらっと並べることはとても楽しいことです。

 

エフェクターのボード構築はただ数が増えるだけでなく自身の音楽性の変化や所属しているバンドの傾向、機材のアップグレードなど日々変化していきます。

 

中には大きなボードに大量のエフェクターを並べたガチ装備と、ちょっとしたセッション用に小さなエフェクターボードに2,3個エフェクターを入れたサブボードなどを作っているギタリストもいたりと多種多様です。

 

今回は、多くのギタリストが行っているエフェクター固定方法についていくつかご紹介していきます。

 

 

 

その前に、、

教室の空の黒いボード - 黒板 ストックフォトと画像

 

 さて、まずエフェクター固定方法について説明する前に

なぜいくつもの方法が存在するのか説明させていただきます。

 

その理由の一つとしてそのギタリストがどのような点に重きをおいて

エフェクターを固定しているか?ということが挙げられます。

 

人によって無数の理由があると思いますが、おおよそのポイントは

 

  • 固定がしっかりしているか?(固定性)
  • 配置の移動が簡単にできるか?(移動性)
  • エフェクターを傷つけないか?(保護性)
  • 費用が掛からないか?(費用性)

の4点が主に挙げられると思います。

 

 

これから紹介する固定方法もこの4つの観点から個人的な考えで10点満点で評価させていただきました。

 

 

 

エフェクターボードに付属したマジックテープ

One Control ワンコントロール 面ファスナー HOOK&LOOP 1m HOOK (オス)
 

 

もっとも一般的な方法です。

 

エフェクターボードメーカーからも「これで固定しろ」

といわんばかりに無償で付属していることが多いです。

 

エフェクターボードはマジックテープで引っ付くような生地になっています。

 

付属したマジックテープは裏面が両面テープになっており、

エフェクターの裏面に張り付け、ボードに固定するという方法です。

 

点数は

固定力・・7点

移動性・・10点

保護性・・5点

費用性・・6点

 

といったところでしょうか?

 

固定力は合格ラインといったところで、移動性は一度ボードに固定してもマジックテープということもあり手軽に配置換えを行うことができます。

 

保護性に関してはマジックテープを直接エフェクターに張り付けるため、

今後マジックテープをはがすときに塗装の剥がれやテープ糊の付着などが起こるため、神経質な方は気になるのかもしれません。

 

費用性はマジックテープ自体は安価に入手できますが、

一度エフェクターに張り付けると使いまわしができないため

エフェクターが増えていくに伴い購入していく必要があります。

 

また、マジックテープを使用したエフェクターの固定方法は貼り付ける元となるエフェクターケースがあることが前提となるため、使用の際は合わせて購入する必要があります。

 

 

 

 

付属のマジックテープ+100均の耐震ゲルマット

エレコム 耐震ゲル 転倒防止 耐荷重 70kg(4枚使用) TG-010

エレコム 耐震ゲル 転倒防止 耐荷重 70kg(4枚使用) TG-010

 

 

これは上記の改良版でマジックテープの両面テープとエフェクターの間に

100均などで購入できる耐震ゲルマットを挟む方法です。

 

これのいいところはエフェクターに直接両面テープ糊がつかないため

エフェクターの保護性が高くなおかつエフェクターからゲルマットをはがせば

別のエフェクターへ流用可能というところがメリットといえます。

 

しかし別途ゲルマットを購入しなければならない点はしかないとしても、

両面テープとエフェクター間にはがしやすいゲルマットを挟んでいるため

固定力が少し落ちます。

 

また夏季など高温下ではゲルマットが溶けてしまう恐れがあります。

(実際そのような現場に遭遇したことはありませんが)

 

 

以上の点から点数は

固定力・・6点

移動性・・10点

保護性・・7点

費用性・・7点

といったところでしょうか?

 

マルチエフェクターなど比較的重量の大きいエフェクターに使う場合、固定が十分に行えず、移動中に位置がずれてしまうことがありました。

使用するには比較的軽量なコンパクトエフェクターが望ましいでしょう。

 

 

 

結束バンドとワイヤーネットによるエフェクター固定

 

TRUSCO ナイロン結束バンド(耐候性タイプ) 2.5×99 100本入 TRJ100B

TRUSCO ナイロン結束バンド(耐候性タイプ) 2.5×99 100本入 TRJ100B

 
エコー金属 ワイヤーネット (Bタイプ) 485x375mm 0648-193

エコー金属 ワイヤーネット (Bタイプ) 485x375mm 0648-193

 

 

100均でどちらも購入可能です。

 

エフェクターボードの中に入るサイズのワイヤーネットを購入し、

結束バンドでエフェクターとワイヤーネットを縛り固定する方法です。

 

今回紹介する中でもっとも固定力が高い方法で、

マジックテープが張り付けられないボードにも使用できる方法になります。

 

移動する際は結束バンドを切り貼りなおす必要があり、

決してお手軽ではありませんが結束バンドは100均で30本入りと多く、

意外と経済的です。

 

両面テープを使用するわけではないのでエフェクターを汚さずに済みますが

ワイヤーネットとこすれて傷つく恐れがあるので、

心配な方は布などを一枚かますといいのかもしれません。

 

 

点数は

固定力・・10点(ただしfuzz faceのような円形のエフェクターなどは固定難)

移動性・・2点

保護性・・7点

費用性・・6点

といったところでしょうか?

 

自分のエフェクターに対するスタイルがある程度固定されている方にはお勧めな方法といえるかと思います。

ただ、電池駆動を考えている方には別の方法を考えたほうが得策なのかもしれません。

 

 

ウレタンスポンジなどによるエフェクター固定方法

 

ホーザン 緩衝ウレタン B-89

ホーザン 緩衝ウレタン B-89

 

 

この方法はエフェクターをボードに固定するのではなく、

エフェクターボードの反対側(エフェクターを固定しない側)にスポンジを詰め、

ボードを閉めたときにエフェクターがスポンジに挟まれる形となり

移動中エフェクターを動かなくする方法です。

 

某引っ越し会社でも荷物の移動の際、割れ物などを詰めるカバンで採用されている方式の応用になります。

 

エフェクターにもほとんど傷をつけず、

ウレタンスポンジでなくても手持ちのバスタオルやクッションなどで

代用ができるためおすすめの方法といえます。

 

しかし、危険性としてスポンジの詰め方が甘かったり、

収納しているエフェクターの高低差が激しいと

移動中にエフェクターが動いてしまいます。

 

またボードを開けた状態ではエフェクターは固定されないため

演奏中のエフェクターの固定力は皆無でクッションで押さえつけられるため、

エフェクターの設定メモリが変わってしまいます。

 

点数としては

固定力・・5点

移動性・・10点

保護性・・8点

費用性・・7点

といったところですが、上記の点が危惧されます。

 

 

 

個人的おすすめ固定方法

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最後に僕がおすすめするエフェクター固定方法をご紹介します。

 

もしかするとすでに実践されている方法かもしれませんが、

使用するのはマジックテープですが上記のようなものではなく

 

TRUSCO(トラスコ) マジックバンド結束テープ 両面 黒 10mm×1.5m MKT1015BK
 

 

 上記のような裏表でマジックテープでひも状のものを使用します。

ちなみに100均でも購入できます。

 

これをどうするかというと

エフェクターに巻き付けてボードに固定するだけです

いわゆる上記のやり方の複合バージョンです。

 

とてもシンプルですが、

これが長年ボードを組んできて最後に落ち着いた固定方法となりました。

 

両面テープでエフェクターを汚す恐れもなく最低限の固定力をもち、移動性も良く、

費用面でも簡単に他のエフェクターに巻きなおすことができるため優秀といえます。

 

唯一の欠点はいびつなエフェクターに対しては固定が難しいことですが、

自分は(fuzz faceの場合)エフェクターに対して”=”の形になるよう

テープを巻き付け固定すれば移動中にエフェクターが動いたりすることはありませんでした。

 

点数としては

固定性・・6点(両面テープタイプよりは接地面が小さいため)

移動性・・10点

保護性・・10点

費用性・・9点

といったところでしょうか?

 

 

 

上記で紹介した固定方法で自分の用途・目的に合ったものがあれば是非お試しください。

皆さんの力になれれば幸いです。

 

 

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