楽器店でエレキギターを物色していると実際に触ってみたり、そのギターのサウンドを聴いてみたくなると思います。
ネットで「ギター 試奏」と検索すると上位に出てくるのは試奏する際にどんなフレーズ・曲を弾けばいいのか?というようなサイトが数多くヒットしますが、大事なことはその前に楽器店で試奏するときにどのようなことに気を付けなければならないか?という点ではないでしょうか?
知らなかったとはいえ、マナーをち守って試奏を行わないと周りの人の迷惑になるばかりでなく、ギター本体にも悪影響を与えてしまうことがあります。
そこで今回は特に初心者のかたに知ってもらいたい、楽器店でギターの試奏を行う際に気を付けてもらいたいポイントをご紹介したいと思います。
目次
- 試奏するときは店員さんに声をかける
- 試奏する際はボタンがついた服は避け、ベルトは直接ギターに接触しないよう気を付ける
- 激しいアーミングや過度なチョーキングも気を付けて・・
- 大音量での試奏を控える
- 最後に、、
試奏するときは店員さんに声をかける
当たり前だと思う方も多いと思いますが、並べられているギターを許可もなく勝手に触れる行為はNGです。
楽器店ではエレキギターを数多く並べるため、楽器同士が密集して配置されている場合が多く、ギターの弦を手で「シャーン」と鳴らしたりと手が触れるとつるされてるギターが揺れると周りのギターとぶつかり、ギターを傷つけることになります。
ちょっと触ってみたかったというだけで触れたつもりでも、そのギターを買うつもりでいた(今後買う)人にとっては不快極まりない行為となるので注意しましょう。
触れてみたい場合は近くの店員さんに「このギター試奏させてください」と声をかけ、店員さんにギターを取ってもらいましょう。
試奏する際はボタンがついた服は避け、ベルトは直接ギターに接触しないよう気を付ける
これもギターを保護する目的で、服のボタンやベルトがギターを弾く際にボディ裏をこすり、傷をつけてしまうことになります。状況によっては避けられない場合もありますが極力避けましょう。
激しいアーミングや過度なチョーキングも気を付けて・・
自分のプレイスタイルもあり、仕方ない部分もありますが激しいアーミングはブリッジ周りを痛める原因になったり、チョーキングもフレットを消耗させる原因になります。
またベーシストの方はスラップもフレットを痛める原因になるので、ダメとは言いませんがちょっと気を付けましょう。
大音量での試奏を控える
ギター本来の音を聴きたいとつい音量を上げてしまう方がいますが、客は自分だけでなくほかの来店している人の迷惑になるので、ほどほどにしましょう。
最後に、、
ここまでのマナーを守ったうえで自分の気に入ったギターを見つけるため存分に試奏を行ってください。
初心者の方から「何を弾けばいいのか分からない」「そもそも何も弾けないから試奏なんてできない」といわれる方がいます。
自分個人の考えですが、”試奏”といいますが一番大切な点はギターのサウンドではなく、そのギターを持った時の感触だと考えます。
具体的には
・ギターの重量
・ボディバランス(抱えたときに変に疲れないかなど)
・ギターを抱えた時の自分の姿
などがそれに当てはまります。
後は
・ギターに傷がないか?
・固定部分のぐらつきがないか?
・アンプから異常なノイズが出ていないか?
などのチェックのほうがはるかに大事なことだと思います。
初心者の方は上記のような点をチェックし、音出しはドレミなどでいいと思います。
※それも音のビビりのチェックやデッドポイント(特定の音だけ音の伸びが悪かったりする箇所)なんかのチェックにもなります
いかがだったでしょうか?
上記のようなことに気を付けてマナー良く試奏しましょう。