今回は「ANIMAL PEDAL」社から販売されているFUZZペダル、”Fishing as fun as Fuzz”のご紹介をさせていただきます。
Animals Pedal (アニマルズペダル) Fishing is As Fun As Fuzz/シビルウォー期のビッグマフを基本としたファズペダル
- 出版社/メーカー: Animals Pedal
- メディア: エレクトロニクス
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このペダルはエレクトロハーモニクス社から販売されている”BIG MUFF”ペダルの中でも通称シヴィル・ウォーと呼ばれるモデルをコピーしたペダルとなります。
・シヴィル・ウォーとは
electro-harmonix エレクトロハーモニクス エフェクター ディストーション Big Muff Pi 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: ELECTRO-HARMONIX
- 発売日: 2014/06/13
- メディア: エレクトロニクス
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エレクトロハーモニクス社から販売されているBIGMUFFは生産当初から様々なモデルチェンジを経て現在の姿になっており
初代(通称トライアングルマフ)→2代目(通称ラムズヘッド)→3代目→エレクトロハーモニクス社倒産からの復活→4代目(通称シヴィル・ウォー(初代ロシアンマフ))→5代目(通称グリーン・アーミー(2代目ロシアンマフ))→6代目(3代目ロシアンマフ)→現在の7代目
とあり、間間にもさまざまなモデル(オペアンプやREDARMYなど)も含めるとかなりの種類のBIGMUFFがあります。
今では様々なメーカーがこのビンテージBIGMUFFのサウンドをコピーしたペダルを販売していますが、”Fishing as fun as Fuzz”はビンテージBIGMUFFの中でもあまりコピーされることがないモデルのシヴィル・ウォーを再現したペダルとなります。
・シヴィル・ウォーのサウンドは?
【デジマート Vintage Effector File Vol 15】Electro-Harmonix(SOVTEK) / BIG MUFF “CivilWar”
こちらの動画をご覧になるとわかるように、ファズの中でもディストーションサウンドに近いといわれているBIGMUFFの中でもさらにディストーションペダルに近いサウンドが特徴で、現行のBIGMUFFより低音・超高音が削られ、バンドアンサンブル内でも抜けの良いサウンドで非常に扱いやすいBIGMUFFという印象です。
ディストーション寄りとはいってもやはりBIGMUFF特有の荒々しさは健在で、ファズマニアからファズ初心者の方にもお勧めできるエフェクターだと思います。
とは言ってもこのモデルは現在では販売されておらず、中古品でもプレミアがついているため非常に入手しづらく、入手できたとしても部品の劣化などによる不具合などのあるもである可能性も高く、「本物でないと嫌だ」という人以外はあまりお勧めできません。
そこで現在新たに販売された”Fishing as fun as Fuzz”の出番ですね。
”Fishing as fun as Fuzz”のサウンドは?
Ninevolt Pedals: FISHING IS AS FUN AS FUZZ
メーカーによると”Fishing as fun as Fuzz”はシヴィル・ウォーの完全なコピーではなく、低音域を少しタイトにかつボリュームとゲインを高めに設定してるそうです。
実際に音を鳴らしてみると本家のBIGMUFFより角がとれたような印象で、音量を高めに設定しても耳に痛くなりにくく、いわゆる「音の壁」サウンドが作りやすいですね。
また、本家よりも中音域がスポイルされずディストーションに近いサウンドなので、ブリッジミュートがギリギリできる感じです。
また音のセッティングも本家ではTONEノブの効き目が激しく、使えるサウンドが決まってくるのですが(それだけサウンドメイクの幅が広いといえる)、”Fishing as fun as Fuzz”はどの位置にもっていっても使えるような汎用的なTONEのきき方がします。
またボリュームノブのききめがよく、本家より音量が大きいためアンプをブーストをすることも可能でギターソロに積極的に使えるし、”Fishing as fun as Fuzz”の歪みとアンプでブーストしたサウンドをミックスしてサウンドメイキングを行うなんて使い方もできそうです。
あと何よりデザインがほかのメーカーの無骨な印象のペダルと違い、非常にポップでかわいらしいですね。しかも何気にシヴィル・ウォーっぽいカラーなのもポイントですね。
値段も10000円を切り非常にリーズナブルな価格でなかなかレアなシヴィル・ウォーをモデルとしたペダル、”Fishing as fun as Fuzz”
興味のある方はぜひお試しください。