ギタブロー

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【中古】まだまだ使える 古いマルチエフェクター特集 その① ”ZOOM GFX-1”

 

 

こんにちは、突然ですが自分は自称「ビンテージマルチエフェクター」マニアなんです。

 

 

ビンテージマルチエフェクターといいましたが、そんな言葉は今のところありません。

 

今のところ世間一般では中古マルチエフェクターと呼ばれています。

 

なぜコンパクトエフェクターの世界では「ビンテージエフェクター」という言葉があり、マルチエフェクターの世界には「ビンテージ」とつかないのか?

 

 

その理由に次のことが挙げられます。

 

・マルチエフェクターの歴史がコンパクトエフェクターに比べて浅いため。

 

・アナログ製品のコンパクトエフェクターに対し、デジタル製のマルチエフェクターは技術の進歩に伴い性能が向上するため。

 

・コンパクトエフェクターがその個体独自の音色に対し、マルチエフェクターはそのコンパクトエフェクターモデリングを行っているから(オリジナリティがないため、結果モデリング技術が高い新製品のほうが評価が高い)

 

などが考えられます。

 

 

しかし、昔のマルチエフェクターには今のマルチエフェクターにはない魅力が満載だと思うので、今回は古いマルチエフェクターでもまだまだ使える(面白い)というところをご紹介していきたいと思います。

 

 

※マルチエフェクターは新製品を新品で購入するほうが入手性・メーカー保証の恩恵・音のクオリティなどで勝っています。

そのことを踏まえたうえでご紹介しています。

 

 

 

 

ZOOM GFX-1


Factory patches Zoom GFX 1.( Part one )

 

今回のマルチエフェクターはZOOMのGFX-1をご紹介させていただきます。

 

1990年後半から2000年台中盤まで販売されていたシリーズでZOOMのマルチエフェクターシリーズの中では少し影の薄い存在です。

 

ラインナップはグレード順にGFX-1・GFX-3・GFX-5・GFX-8とあります。

自分はこのGFXシリーズが好きでGFX1・4・5を所有していました。

 

 

GFX-1の批評

 

シリーズの中で一番リーズナブルなもので、回路の心臓部はZOOMの606の回路が使用されています。ただ606との違いとして、ボディは金属製でフットペダルがなく、何と言ってもフットスイッチが4つ搭載されていることが最大の特徴です。

 

安価でコンパクトなマルチエフェクターの宿命として、プラスチック製であったり、フットスイッチが2つしかなく、隣同士のバンクでしか移動できなかったりといろいろ制約がつきものでしたがこのエフェクターはコンパクトでギターケースに入れられるサイズでありながら、瞬時に4つのバンクを選べるという機能にしているセンスが素晴らしく、自分の中ではマルチエフェクターの完成系の一つではないかと思っています。

 

操作系はその時代の機能の少なさから非常によく、歪みはアンプモデリングを含めて10こちょっとだったり、エフェクトの調整が1~9の中から選ぶといったようにシンプルで細かい音作りができない代わりに、スタジオ練習中などにも素早く音作りを行うことができます。

 

また電池でも駆動し、単三電池4つで24時間ももつ低燃費なのも魅力です。

 

音の、特に歪みの質ですが正直ほかの方が言われるほど悪いように感じません(自分の耳が悪いだけなのしれませんが)。

 

自分は最新のものだとZOOM G5n も所持していたことがあり、アンプモデリングのクオリティの高さに感動したものですが、GFX-1はアンプモデリングの再現性という点では劣りますが、歪みエフェクターの一つとして考えればストレートで分かりやすいディストーションサウンドを奏でてくれるので、GFX-1が劣っているような印象は受けませんでした。

 

よく「デジタル臭い歪み」とマルチエフェクターは言われますが、このGFX-1のディストーションサウンドがそのデジタル臭いサウンドとされるなら、特にコンパクトエフェクターや今のマルチエフェクターの歪みしか知らないギタリストにとっては新鮮に聞こえるのではないでしょうか?

 

実際自分もこのGFX-1を中古で購入してからはそのサウンドが気に入り、ライブでも活躍しています。(ちなみに今まで歪みエフェクターは普及品からハンドメイド、2万円を超えるものまで試してきたうえでの評価です)

 

 

いかがだったでしょうか?

今ならリサイクルショップで激安で手に入る中古マルチエフェクター

ぜひお試しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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