【エフェクター】Marshall BluesBreakerⅡ(マーシャル ブルースブレイカー2) の使用感
今回は、Marshall製「BluesBreakerⅡ」(ブルースブレイカー2)の紹介をしていこうと思います。
Marshallのエフェクターといえば「Guvnor Plus」(ガバナープラス)が有名で、このブルースブレイカー2はそれに比べると少し影の薄い感じで、ネットで情報を集めようとしても、ブルースブレイカー(初代)やMarshallアンプのほうのブルースブレイカーなどもあり、比較的情報量が少なかったので今回ご紹介させていただきました。
ブルースブレイカー2はMarshallアンプの初期モデルであるJTM45(コンボアンプのほうはクラプトンが使用したことから、のちにBluesBreakerアンプと呼ばれます)といわれるFender Bassmanのアンプを改良したアンプがモデルで、マスターボリュームのない真空管アンプ本来の歪みを目指したエフェクターであります。
まずコントロール系は、
・ブースト&ブルースモード切替スイッチ
・Gain
・Tone
・Volume
となっており、ブーストモードだとGain・Toneのコントロールはききません。
ブーストモードはVolumeが9時のあたりが原音と同じくらいでそれ以上から音量が上がっていきます、また音質は完全なクリーンブーストではなく、ほんの少し毛羽立たせたような歪みがVolume の位置に関係なく一定量かかっています。
この歪みが真空管アンプや後段の歪みエフェクターなどに程よく歪みを付加させてよりパンチのあるサウンドにしてくれるのだと思います。
次にブルースモードですが、Gainが0だと音が出ず、ブルースモードではクリーンブースター的な使用はできませんが、Volumeの可変域は広く、歪ませた状態なら、音量0~ギターソロ的な使い方までvolume調整が可能です。
サウンドについて
あまり歪まないかと思いきや、Gainをフルにするとブリッジミュートも刻めるほどしっかり歪みます。
名前が似ているからか、たまにBOSSのBluesDriverのエフェクターと比べられることがありますが、BOSSのBluesDriverがジャリジャリと乾いた、少しドンシャリ気味なサウンドに対し、ブルースブレイカー2は少しこもり気味で、ほんの少し中音域が持ち上がるようなイメージです。
JC-120に使用すると、トランジスタアンプの嫌な高音域がカットされ非常に使いやすいサウンドとなります。なのでブルースモードではアンプの特性を活かすような使い方よりもプリアンプ的な使い方のほうが得意なような気がします。
また電池交換もMXRなどのネジを回すためのドライバーなどは必要なく、コインやピックなどで開けられるような電池ボックスが裏にあり、簡単に電池交換ができます。
また値段も8000円程度で購入でき、価格・サウンド・堅牢性のどれをとっても満足のいくものだと思います。
よくない点も・・
非常に使いやすいブルースブレイカー2ですが、個人的に不満に思う点もあります。
・ブルースブレイカー2がオンの時、前段にブースター系のエフェクターでブーストすると音切れを起こす。
・重たい
・調整ノブがシルバーでメモリが黒字のためステージ上などではメモリが見づらい
した二つはあえて言うなら程度ですが一つ目の点については、
特にブルースブレイカーをプリアンプ的な使い方をして、前段からオーバードライブなどでブーストしてディストーション的な使い方をしようと考えている方は注意してください。
興味のある方はぜひお試しくださいませ。
Marshall(マーシャル) ブルースブレーカー II(ドライブ/ブースト) BB2
- 出版社/メーカー: MARSHALL
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
※追記
上記の商品はもう販売が終了しているみたいですね。
マーシャルサウンドをお探しの方はこんなのもどうでしょうか?