ギタブロー

ギターのことや機材、バンドについて好き勝手語るブログです

【エフェクター】ダンエレクトロ フレンチトースト を3年ほど使って

 

今回は自分が愛用しているギターエフェクターの一つである

ダンエレクトロ製のフレンチトーストという製品について自分なりのレビューをしていこうかなと思います。

 

 

 

 

そもそも自分がダンエレクトロのフレンチトーストを購入するきっかけは、「とりあえずFUZZが欲しい」という思いでネットの情報を見ていくと、

FUZZの中でもディストーションに近いBIGMUFFが使いやすい

という情報を入手し(ほんとかどうかは今となっては謎ですが)、最初はBIGMUFFを買おうとしたのですが、「使いにくそうなFUZZエフェクターに一万円も使うのは怖いな」という思いから、もう少し安い値段でかつ評判のいいエフェクターを探した結果、この「ダンエレクトロ フレンチトースト」に出会ったわけです。

 

エフェクターのカテゴリー分けではたまに「ディストーション」としての枠組みに分類されていることもありますが、サウンドはれっきとした「FUZZ」です

 

フレンチトーストのサウンドはFUZZFACEよりBIGMUFFの系統といえますが、BIGMUFFのサウンドよりも荒々しく、中音域が削られ、同じトーンの位置だとややトレブリーな印象を受けます

 

 

使っていて感じたことは、音作りにとにかく悩みました

 

・自宅用のアンプでは全くいい音にならない

真空管アンプよりもJC120などのクリーンなアンプのほうがバンドアンサンブル内で音が抜けやすい

・しかし中音域が極端に削られるので結局爆音なのに音が抜けない

 

このあたりの悩みはBIGMUFFユーザーにも似たような話を聞きますが、実際弾き比べてみると、このフレンチトーストはそれ以上に音つくりに悩まされます。

 

特に痛手だったのがVolimeをMaxにしても原音より音が小さくなる(と感じる)点で、クリーン~クランチをアンプで音作りを行い、フレンチトーストをオンで爆音という使い方もできないので特に使いにくいなと感じました。

 

 

上記の問題点について自分なりの解決策として、

 

・アンプはJC120を使用

・フレンチトーストの前段にTS系など中音域が持ち上がるオーバードライブをgain低め、音量を原音より小さく設定しフレンチトーストをオンにすると相対的に音量が上がるように設定(これはダイナソーJrのJマスキスのBIGMUFFの音作り法を真似ました)

このようにしてバンドアンサンブル内でも音が抜けるよう工夫しています。

 

 

ここまで書くと、「ほかのエフェクターを買ったほうがいいのでは」と思われそうなんでいい点も紹介します。

 

・音がとにかくかっこいい

 

ただただ、これにつきます

 

スタジオのアンプでサウンドテストしたときの感想ですが、ディストーションでは味わえない荒々しい歪み・重低音に一発で気に入りました。

 

その当時はBIGMUFFのコピー品だと思っていたので(ほんとはFOXX TONEのコピーらしいです)、BIGMUFFを買いに行ったのですが、BIGMUFFのどのモデル・BIGMUFFのコピーモデルも含めて同じサウンドのものはなく、このフレンチトーストが唯一無二のサウンドでした。

 

特に前段にオーバードライブをかまし、フレンチトーストのGainを低めに設定した音は荒々しさと音抜けが両立したサウンドとなり、自分の中の”ディストーションサウンド”はこの音で完結だなと思わせられるほどでした。

 

こんなことで使いにくいと感じることも多々あるエフェクターですが、それでもこのエフェクターをライブで使用したいと思わせるようなエフェクターで、様々なエフェクターが日々とっかえひっかえされる自分のエフェクター陣の中でもレギュラーの座を守っているエフェクターの一つであります。

 

皆さんも興味があればぜひお試しくださいませ。

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