エレキギターやアンプを購入して、ある程度演奏も出来るようになってくると次に興味が出てくるものといえばエフェクターだという方は多いと思います。
エフェクターには歪みや空間系など様々な効果があり、一つにつき単一の効果があるコンパクトエフェクターや、一つに複数のエフェクターが内蔵されたマルチエフェクターというものもあります。
ただ例えば歪みエフェクター一つをとってみても価格、ブランドなど種類は様々です。
ネットや周りの人におすすめのエフェクターを聞くと、知名度・価格帯・入手性の高さからBOSS製のエフェクターがまず挙げられると思います。
BOSSのエフェクターは大体5000円~10000円程度で購入できるものが多いのですが、初心者の方からするとかなり高価に感じる方が多いのではないでしょうか?
ネットで探せばさらに低価格で購入できるものも多くあるのですが不安に感じる方もいるのではないでしょうか?
今回はそのような方に向けて自分なりの経験をお伝えできればと思います。
低価格帯のエフェクターといえばBEHRINGER製のエフェクターがその代表でしょう。
BEHRINGERの創始者は当時売られていたエフェクターの中身を見て「こんな部品しか使ってないのに、こんな値段で売っているなんてぼったくりだ」と思いエフェクターの制作に取り組んだとどこかで聞いたような気がします。(間違ってたらすいません)
エフェクターの回路は代表的なエフェクターの回路をコピーしたものや今では入手困難なエフェクターのコピー品が多く、コスト削減のためかプラスチック製のケースが採用されていて、オリジナル製品と比べると価格は1/5程度で購入できるものもあります。
BEHRINGERだけでなく、安価なエフェクターにはプラスチック製のものが多く、ネットの評価では「耐久性に不安を感じる」という表現をよく聞きます。
しかし自分の経験からその点についてはそこまで不安に感じることはないと考えます。
エフェクターは足でオン・オフを操作するため、プラスチック製だとどうしても「踏むと壊れるのではないか?」と思いがちです。
しかし、自分の持っているプラスチック製エフェクターはいま4年以上使用し、ライブにも使用していますが壊れるどころかヒビ一つ入っていません。周りの友人の話を聞いても同じようなことを聞きます。耐久性のデメリットよりもプラスチックである軽量さのメリットのほうが大きく感じます。
ただ安価なエフェクターにも注意する点は当然あります。
ケースの耐久性よりもシールドを挿入するジャックがエフェクターに固定されてないもの(基盤にくっついているだけのもの)だとジャックの抜き差しを繰り返していると基板とジャックの半田がはがれることがあります(まあ半田付けしなおせば済む話なのですが)。
また初期不良品を引く可能性が比較的高いので(BEHRINGER製のエフェクターを購入した友人に一度ありました)購入後はすぐ初期不良のチェックを行い、問題があればすぐに返品or交換をしてください。
上記のような点に注意すれば安価なエフェクターも決して悪い選択ではないと思います。
もちろん金銭的に余裕がある場合や、上記のような点が嫌な方は有名メーカーのエフェクターを購入するほうがいいでしょう。
最後に自分が言いたかったことをまとめると、安価なエフェクターは音が悪いから安価なのではなく、初期不良などに注意すれば決して悪い選択ではないということを言いたかったわけです。